『 バック トゥ ザ ライト〜光に向かって〜』   アッキー
ここはいったい、どこなんだろう?
暗くて、暗くて、何も見えない。全く見えない
ここは、地獄だろうか?
今、手に触れたものは、針の山であろうか?
血の池であろうか?

いや、きっと地獄ではないはずだ。
何より、苦しみがないのだ。
永遠に続くはずの途方もない苦しみが。
右に顔を向けてみた。
温かかった。
心地良い温かさが、頬を中心に顔に触れる。
ここは、地獄ではない。
左を向いてみた。
急に、顔全体に痛みと熱としびれが走った。
堪らなく、手で顔を覆った。
誰かが、ボソボソ話しているのが聞こえる。
耳を澄ます。
知ってる声だ。一人?二人?もっと沢山いるようだ。
「あいつは…」
そこで、僕は顔を伏せ、耳をふさいだ。
何も聞きたくない。もう、嫌だ。
心に憎悪が満ちる。
僕は、しゃがみこんだ。
大きく呼吸をしてみた。
だめだ。空気が入ってこない。涙が溢れる。
だめだ。死にそうだ。やはり、地獄なのか?
急に、右手を引っ張られた。
「 温かい」と、思わず、声をもらす。

「 生きねば」と、思う。
もう、さっきの感覚はなくなっていた。
前を見た。光が見えた。
小さな、小さな光の点が見えた。
僕は思った。「立ち上がらなければ」
あの光を目指していけば、間違いないとそう思った。
大きく、息を吸った。今度は、空気が肺に満ちる。
血液が、体中に行き渡る。
僕は、立ち上がり、足を踏み出した。

こらーっム
ウーヤンズの世界へ

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析